カテゴリー別アーカイブ: 薬/くすり

薬剤性過敏症症候群について

#1. 原因薬剤がフェノバルビタール・フェニトイン・カルバマゼピン・ゾニサミド・ラモトリギン DDS・サラゾスルファピリジン・メキシレチン・アロプリノール・ミノサイクリンに限定される。 #2. 原因薬剤の投与開始2~6週間後に発症。 #3. 発熱、抹消血の白血球増多、異型リンパ球の出現、好酸球増多、肝機能障害、全身のリン パ腫張。 #4. これらの症状が原因薬剤の投与中止後も進行したり、再発を繰り返したり、軽快するまで 1ヶ月以上の経過を要する。それに対して通常の薬疹では、原因薬剤を投与すると 速や かに発症し、中止すると症状が直ちに消退することが多い。 #5. 皮疹は斑状皮疹型(ときに多形紅班)で始まって紅皮症となることが多い。 {keyword} DIHS・フェノバルビタール・フェニトイン・カルバマゼピン・ゾニサミド・ラモトリギン・DDS・サラゾスルファピリジン・メキシレチン・アロプリノール・ミノサイクリン

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血液透析患者のそう痒症に対する経口そう痒症改善剤レミッチ

血液透析患者にみられるそう痒症(いわゆる透析そう痒症)は、通常そう痒を伴う疾患に使用される抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤、保湿剤、外用ステロイド剤などの治療薬では、十分な効果が得られないケースが多く散見される状況にある。 今回新しいレミッチは、κ受容体に選択的に作用する薬剤で、抗ヒスタミン薬等の従来の止痒薬で効果が乏しい実験的そう痒症モデルで止痒作用を示すとされ、2009年に血液透析患者におけるそう痒症の改善を効能として承認された。 尚、血液透析患者においては血漿中のβエンドルフィン濃度が高く、また血液透析の痒みが強い患者ほど、血漿中のβエンドルフィン濃度が高いことにより、血液透析の痒みの発現にはμ受容体の活性化が関与していることが示唆され、κ受容体はμ受容体と相反する薬理作用を示すとともにμ受容体を介して作用を抑制する働きを有するとされている。 Keyword{ 血液透析、透析、βエンドルフィン、κ受容体、μ受容体 }

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難治性の掌蹠膿疱症に対して有効であったチガソンの内服治療

症例70歳男性、数年前より掌蹠膿疱症と診断されていた。近くの皮膚科へ3軒ほど通院したが、治療効果がないため当院受診。現症は、手足背・手掌足蹠に小水疱・膿疱を伴う落屑性紅斑を加え、肘頭・膝蓋部・顔面にも角化性落屑紅斑が認められた。光線治療およびビオチン、オウギを処方するも、効果は一進一退のためチガソン50g1Tの内服を開始した。1週間ほどで小水疱・膿疱の新生はおさまり、2週間ほどで皮膚病巣が改善傾向を示した。チガソンはビタミンAの誘導体であり、尋常性乾癬の症例にも使用されている。ビタミンAは周知のごとく油性ビタミンであり、チガソンもまず皮膚脂肪に蓄積され次いでのち血液中に出てきて血中濃度があがってくるため内服の治療効果が遅れて出現し、一方休薬してもしばらく治療効果が続く特徴がある。 (2008.6.12)  {Keyword: 掌蹠膿疱症、チガソン、ビオチン、オウギ、光線治療、尋常性乾癬}

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ネオーラルとそのジェネリック系薬剤となるネオメルク

さる皮膚科の講演会で、2人の皮膚科教授がネオメルクはネオーラルのジェネリックではないと発言されていたので、この件について検討してみた。 1. ネオーラルは、サンデミュン免疫抑制剤をマイクロエマルジョンの製剤技術により、吸収を改良した薬剤である。マイクロエマルジョンの技術特許により、ネオメルクはネオーラルと同等の吸収効果が期待できない。 2. 実際当院ではネオメルクを変更した患者さんが2名、ネオーラルの方が皮疹の効果がみられたと申し入れがあり、ネオーラルに戻したケースがあった。 3. ただメーカーに確認したところ、ネオメルクはその他のサンデミュンのジェネリックと違い、よりよくするために改善されているという。つまり、他のジェネリックよりネオメルクが、ジェネリックとしては望ましいとのこと。 4. 今回厚生省は、ネオーラルは単にサンデミュン製剤の変形であり、ネオーラルと同じサンデミュンのジェネリック製剤は、さも同じ治療効果を期待できるかのように分類している。けれど私は、油溶性のサンデミュンの吸収効果をあげるように工夫し、その特許があるネオーラルが1日の長があるように思う。同様のことが、イトリゾールとイトリコナゾールの内服にもいえ、吸収の差違により爪甲白癬の効果が大きく違ってくる。 これらの事実を、厚生省は意識的に公表を避けている。ジェネリックを勧めるのは良いが、この点をはっきりしないと医師として患者に処方する場合、後手後手になってしまう。先発メーカーに圧力をかけて、これらの事柄を医師に説明するのが遅れている可能性があり、患者にとってもさらにこれら薬剤についての詳細な情報が知らされていない状況が否定できない。 (2007.12.06)  {Keyword: ネオーラル、ネオメルク、ジェネリック薬品、マイクロエマルジョン、イトリゾール、イトリコナゾール}

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尋常性乾癬の悪化要因

尋常性乾癬の発症には様々な要因により皮疹が発症及び増悪する。 #1 精神的ストレス #2 掻破、外力、日光および外科的侵襲などの物理的侵襲 #3 細菌及びウイルスによる感染症 #4 非ステロイド系消炎鎮痛剤、βブロッカー、リチウム、ACE阻害剤等の薬剤 #5 日常生活の乱れ 例えば、睡眠時間の縮小、遅延。夜9時以降の飲食。    {Keyword: 尋常性乾癬、悪化要因}

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掌蹠膿疱症の治療

以前難治傾向を示した症例に対して平成12年より桂枝湯+黄耆末の処方、平成13年よりさらにビオチン末、ウルソサンを追加し、かなり良好の結果を得ました。 これらの薬剤に反応のした症例にはステロイドの外用薬の使用量の軽減および自覚症の改善が確認された。 {Keyword: 掌蹠膿疱症、桂枝湯、黄耆末、ビオチン、ウルソサン}

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