カテゴリー別アーカイブ: 帯状疱疹

帯状疱疹の疫学(特に宮崎スタディについて)

#1・宮崎県内の46施設において実施した 帯状疱疹初診患者に関する    大規模疫学調査。 #2・1997年~2006年の10年間に患者数23%、発症数26%増加。 #3・男女別にみると男性の発症率3.67/1000人、女性の発症率4.58/1000人で    男性と比べ女性の発症率が高い。 #4・年齢別の患者数は10歳代で小さなピーク、70歳代を中心とした大きなピーク。    これは、全体の発症率増加の要因になっている。 #5・季節ごとの患者数は夏に増加し 冬に減少という季節変動が認められ、    水痘には正反対の流行パターンを示した。    これは、水痘の減少によるコミュニティ全体で水痘、帯状疱疹ウィルスに対す    る追加免疫効果が得られず 帯状疱疹が増加したためと思われる。 参考文献 Toyama N etal:J Med Virol :81(12)2053-2009. Keywoad (帯状疱疹・水痘)

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帯状疱疹後神経炎に対するデュロテップMTパッチ(経皮吸収型持続性癌疼痛治療剤)の適応拡大

以前より癌性疼痛に有効として使用されていたデュロテップMTパッチ(成分名フェンタニル)が、帯状疱疹の後遺症として問題になっている帯状疱疹後神経炎の疼痛に対しても使用が認可された。外国では以前より、帯状疱疹後神経炎の症例に対して使用されており、本邦での適応拡大が期待されていた。激しい疼痛を伴う帯状疱疹後神経炎の症例にとって1つの選択肢の拡大となりうると思われる。 Keyword{帯状疱疹後神経炎、フェンニタル、デュロテップMTパッチ、経皮吸収型持続性癌疼痛治療剤、帯状疱疹}

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帯状疱疹後脳炎とアシクロビル脳炎の違い

帯状疱疹後脳炎は、帯状疱疹に罹患して7~10日病日以降発症し、時に6週間後に発症した例があるのに対し、アシクロビル脳炎はアシクロビル投薬2日目より通常発症するという。 尚、帯状疱疹後脳炎とアシクロビル脳炎ともに、意識障害と頭痛、羞明など共通した症状を呈する。 Keyword{帯状疱疹、帯状疱疹後脳炎、アシクロビル脳炎、アシクロビル、意識障害、頭痛、羞明}

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高齢者の帯状疱疹患者に対する鎮痛剤

慈恵大学の本田教授によれば、高齢者の帯状疱疹に対する鎮痛剤を投与する場合、NSAIDS、特にロキソニンを控えるべきであるという。なぜなら、尿細管への血管循環へ悪影響を及ぼす危険性があるとのこと。 米国では、アセトアミノフェンが第一選択で、6g/1日まで処方は許されるという。しかしながら、保険査定では1g/1日まで矛盾が存在する。尚当院では、高齢者にはロキソニンやブルフェンは投与せず、クリノリルを鎮痛剤として使用している。 Keyword{帯状疱疹、鎮痛剤、NSAIDS 、ロキソニン、アセトアミノフェン}

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帯状疱疹における腎機能低下時のアシクロビルの投与方法

腎機能低下に対して薬物の減量を検討する際、減量方法として少量分割投与法と投与間隔延長法の2つがある。腎機能低下患者におけるアシクロビルの副作用発見頻度を比較検討したところ、投与間隔延長法の方が発現頻度は低いことがわかった。 これは、腎機能低下患者においては1回量を減らしても薬物排泄が遅延し、徐々に薬物の蓄積がみられ、ある段階において危険用量を超える濃度が継続して維持されるリスクがある一方、投与間隔を延長すれば十分に血中濃度は低下する。また、少量分割投与法では治療上重要な病気の初期に、有効血中濃度が得られない可能性のことが考えられるが、投与間隔延長法では十分な量を投与できる利点がある。 参考文献:古久保拓、第1回HZ研究会 Keyword{アシクロビル、帯状疱疹、腎機能}

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眼部帯状疱疹の眼病変

①結膜炎 一般に、眼部帯状疱疹では結膜炎の合併頻度が高く、単純ヘルペス感染症では角膜炎の頻度が圧倒的に高い。自覚症状として異物感、眼痛、流涙、結膜充血、眼瞼結膜の潰瘍。 ②角膜炎 角膜炎を合併した場合、視力低下をきたすリスクがある。特に円板状角膜炎は、皮疹消失後少し遅れて発症するケースがあるので、注意が必要。治療には、抗ヘルペスウイルス薬の眼軟膏に加えて、ステロイド薬の投与が必要。自覚症状は眼痛、羞明、流涙。 ③虹彩毛様体炎 皮疹出現から2週間以内と比較的早期に発症。自覚症状として視力障害、眼痛。 ④網膜炎 頻度は低いが、AIDS患者など免疫能が低下している症例で認められる。自覚症状は視力低下。 参考文献:下村嘉一、眼部帯状疱疹の初期治療のポイント Keyword{帯状疱疹、結膜炎、角膜炎、虹彩毛様体炎、網膜炎、円板状角膜炎}

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帯状疱疹におけるHutchinson’s sigh(ハッチンソン徴候)の意義

三叉神経の第一枝領域にある鼻毛様体神経は鼻部から眼球、結膜などに分布しているため、鼻背部や鼻尖部に皮疹が生じた場合、眼病変の合併頻度は高くなる。これはハッチンソン徴候といわれ、帯状疱疹における眼病変合併の予測および早期診断に有用である。鼻尖部や鼻背部に皮疹が認められる場合、眼病変の合併頻度は95%以上にのぼる。 参考文献:下村嘉一、眼部帯状疱疹の初期診療のポイント Keyword{帯状疱疹、Hutchinson’s sigh ハッチンソン徴候、眼病変、三叉神経}

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無疱疹帯状疱疹(zoster sine herpete:ZSH)

通常眼部帯状疱疹は、皮疹出現の2~3日後に眼病変が出現する。眼病変が皮疹に先行することはまれである。 皮疹を伴わない無疱疹帯状疱疹(zoster sine herpete:ZSH)のケースでは、眼病変出現時にも顔面の痛みや違和感のみしかみられないため、注意が必要である。 参考文献:下村嘉一、眼部帯状疱疹の初期診療のポイント Keyword{帯状疱疹、無疱疹帯状疱疹}

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眼部帯状疱疹の皮疹出現部位

眼部帯状疱疹の皮疹の出現部位は、三叉神経第一枝領域が約70%と多く、眼合併症は62%そのうち眼瞼結膜炎が56%、角膜炎34%、三叉神経の第二・三枝領域の皮疹が眼病変を引き起こすケースはまれである。 参考文献:下村嘉一、眼部帯状疱疹の初期診療のポイント Keyword{帯状疱疹、眼瞼結膜炎、角膜炎、三叉神経}

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眼部帯状疱疹の発症頻度

顔面の三叉神経領域に帯状疱疹が生じた場合、眼病変を伴う帯状疱疹の頭顔部に発症する割合は帯状疱疹全体の17,6%であり、そのうち13,4%に眼病変の合併を認めるという。 参考文献:石川博康ほか、日皮会誌113、1229、2003 Keyword{帯状疱疹、三叉神経、眼病変}

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