月別アーカイブ: 11月 2009

乾癬患者におけるQOL

米国の乾癬患者組織National Psoriasis Foundationの協力の下での調査では、すべての疾患に共通の評価尺度(SF-36)を使用して、健常者をはじめさまざまな疾患をもつ患者の間でQOLを比較検討した結果、乾癬患者のQOLは身体的、精神的両方の点で、がん患者や心筋梗塞患者よりも低下していることが明らかになった。①② 参考文献:①Kruge G Koo J.Lebwohl M.et al. Arch Dermal.137、280-4、2001 ②小林仁、16-18(110-112)、医薬の門2009 Keyword{乾癬、QOL}

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眼部帯状疱疹の眼病変

①結膜炎 一般に、眼部帯状疱疹では結膜炎の合併頻度が高く、単純ヘルペス感染症では角膜炎の頻度が圧倒的に高い。自覚症状として異物感、眼痛、流涙、結膜充血、眼瞼結膜の潰瘍。 ②角膜炎 角膜炎を合併した場合、視力低下をきたすリスクがある。特に円板状角膜炎は、皮疹消失後少し遅れて発症するケースがあるので、注意が必要。治療には、抗ヘルペスウイルス薬の眼軟膏に加えて、ステロイド薬の投与が必要。自覚症状は眼痛、羞明、流涙。 ③虹彩毛様体炎 皮疹出現から2週間以内と比較的早期に発症。自覚症状として視力障害、眼痛。 ④網膜炎 頻度は低いが、AIDS患者など免疫能が低下している症例で認められる。自覚症状は視力低下。 参考文献:下村嘉一、眼部帯状疱疹の初期治療のポイント Keyword{帯状疱疹、結膜炎、角膜炎、虹彩毛様体炎、網膜炎、円板状角膜炎}

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帯状疱疹におけるHutchinson’s sigh(ハッチンソン徴候)の意義

三叉神経の第一枝領域にある鼻毛様体神経は鼻部から眼球、結膜などに分布しているため、鼻背部や鼻尖部に皮疹が生じた場合、眼病変の合併頻度は高くなる。これはハッチンソン徴候といわれ、帯状疱疹における眼病変合併の予測および早期診断に有用である。鼻尖部や鼻背部に皮疹が認められる場合、眼病変の合併頻度は95%以上にのぼる。 参考文献:下村嘉一、眼部帯状疱疹の初期診療のポイント Keyword{帯状疱疹、Hutchinson’s sigh ハッチンソン徴候、眼病変、三叉神経}

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無疱疹帯状疱疹(zoster sine herpete:ZSH)

通常眼部帯状疱疹は、皮疹出現の2~3日後に眼病変が出現する。眼病変が皮疹に先行することはまれである。 皮疹を伴わない無疱疹帯状疱疹(zoster sine herpete:ZSH)のケースでは、眼病変出現時にも顔面の痛みや違和感のみしかみられないため、注意が必要である。 参考文献:下村嘉一、眼部帯状疱疹の初期診療のポイント Keyword{帯状疱疹、無疱疹帯状疱疹}

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眼部帯状疱疹の皮疹出現部位

眼部帯状疱疹の皮疹の出現部位は、三叉神経第一枝領域が約70%と多く、眼合併症は62%そのうち眼瞼結膜炎が56%、角膜炎34%、三叉神経の第二・三枝領域の皮疹が眼病変を引き起こすケースはまれである。 参考文献:下村嘉一、眼部帯状疱疹の初期診療のポイント Keyword{帯状疱疹、眼瞼結膜炎、角膜炎、三叉神経}

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眼部帯状疱疹の発症頻度

顔面の三叉神経領域に帯状疱疹が生じた場合、眼病変を伴う帯状疱疹の頭顔部に発症する割合は帯状疱疹全体の17,6%であり、そのうち13,4%に眼病変の合併を認めるという。 参考文献:石川博康ほか、日皮会誌113、1229、2003 Keyword{帯状疱疹、三叉神経、眼病変}

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掌蹠膿疱症の患者に対する漢方治療

掌蹠膿疱症は、主に手掌と足蹠に膿疱および小水疱を伴う紅斑局面を呈する、難治性皮膚疾患としてしられている。 最近はビオチンの内服治療が有効との報告があり、当院でもビオチンとビオミヤ(ビオチンの吸収を促進するための乳酸菌内服薬)の併用を行っている。 この治療に対し抵抗性の症例に対しては、漢方薬の内服を処方している。 #1.小柴胡湯加桔梗石膏 この薬剤は、本来急性咽頭炎および扁桃腺炎に対して処方する薬剤であるが、この内服により掌蹠膿疱症の症状が改善した症例を数多く経験している。 #2.桂枝加黄耆湯 これも以前より掌蹠膿疱症に対して処方し、かなりの症例で皮疹の改善をみており、文献的にも報告されている。 参考文献①遠田裕政、日本東洋医学、40(1)、43、1989 ②雨宮修二、漢方研究、348、8、2009、10 Keyword{掌蹠膿疱症、ビオチン、ビオミヤ、小柴胡湯加桔梗石膏、桂枝加黄耆湯}

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