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外用薬ディフェリンの有効な使用法

ニキビ(いわゆる尋常性痤瘡)に有効であると期待された外用薬ディフェリンゲルは、アメリカでは20年前から、韓国においては10年前からすでに導入されている。日本のニキビ治療が世界から遅れていることは歴然である。 尚、当院ではディフェリン発売前より、同様にピーリング効果が期待されるレクチイド軟膏と、グリコール酸軟膏を使用していた。ディフェリンゲル使用時に注意すべき2点をあげてみる。 #1.微小面疱より面疱、丘疹、膿疱と段階を踏まず直接膿疱に移行する例が認められる点から、 ディフェリンを塗布する場合、皮疹の部位のみならず額、頬部および顎などに広く全体に塗布することが重要であるといわれている。 #2.ディフェリン使用開始時、皮膚の乾燥、不快感(ヒリヒリ感など)、落屑、紅斑、掻痒感があらわれる症状として記載されているが、これら症状は2週間以内にみられ、その後軽快するとされる。この点から、ディフェリン使用開始時最初の使用部位は顔面の一部分に限定する。毎日は使用せず、1日おきになど使用方法としてのアドバイスがあげられている。特にディフェリンの使用は夜1日1回のみを限定し、1回に多くの量を使用しない点が重要である。 #3.当院で使用する際は、ヒルドイドソフトをディフェリン使用直前に十分に患部へ塗布してから、ディフェリンを塗布するように指示している。その後、ディフェリンの刺激感を主体とする皮膚の乾燥、不快感、掻痒感はほとんど患者さんサイドから訴えてこない。このことから、ヒルドイドソフト塗布の併用は重要と考えている。 #4.アトピー性皮膚炎の症状のある患者には、ディフェリンの使用は控えている。 以上の点を注意すれば、ディフェリンゲルはニキビに対して有効な薬剤として十分すすめられる。 2009.4.1  {Keyword: ディフェリン、ニキビ、尋常性痤瘡、レクチイド、グリコール酸、微小面疱、面疱、ヒルドイドソフト}

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